模様編みのゲージの取り方

編み物

ゲージって何?

編み物 ゲージ

ゲージの見方

一般的には
「メリアス編み(棒針)」で
10cm×10cmを編んだ時にできる
目(横幅)と段(縦の長さ)のことです。

ある程度、
大きさの決まっているものを作るときには、
このゲージを使って
「目と段」の数を決めていきます。

毛糸を買った時には
ラベルに標準ゲージが記載されているので
「棒針の太さの範囲内」+「メリアス編み」で編む場合は
参考にするとよいでしょう。

ラベルの見方は「毛糸にあった針の大きさは?」
で紹介しているので参考にしてみてください。

ゲージはかならず測らないとダメ?

模様編みをする場合は必ず測らないとダメです。

というよりかは測らずに始めようとしても、目の数を決めることができないので
「測るしかない」という方が正しいかもしれません。

複数の模様を組み合わせる場合は、測らずに編み図を参考に目を作るということもできますが、
繰り返しの模様の場合は測ることをおすすめします。

模様編みゲージの作り方

ここで紹介するゲージの作り方は、10cm×10cmを作るという基本的な方法ではありません。
しかし、長年編み物をしてきた中で、模様編みをする場合はとっても便利な方法だったので紹介します。
参考にしてみてください。

編み物 模様編み

画像の赤枠の部分が
繰り返し模様になっているので、
この部分を編み図に従って編んでいきます。

縦は右側のダイヤ模様が一番大きいので、
その模様が編み終わるまで編みます。

編み物 ゲージ

糸がカラフル過ぎて
わかりづらいかもしれませんが、
「横52目・縦16段」
が出来上がっています

これがゲージとなります

ゲージの測り方

編み物 ゲージ

画像のように
「横 水色の線」
「縦 黄緑色の線」
の長さを測ります。

基本では模様を
長めに編んで測るようにといわれますが、
「多少の出来上がりサイズの誤差は想定内」
という場合は、
この計り方でも十分です。

このゲージの場合は、
横24cm・縦7cmとなりました。

もちろんデザインを配列しやすいように、
デザインごとで測ることもできます。

ゲージの計算の仕方

横の目の計算方法

ゲージ 計算方法 目

けっこう面倒な計算となりますが、
画像の方程式を
先ほどのゲージの数を使って計算してみましょう。

わかりやすように、
ひとつずつ計算式を書きだしています 。

完成サイズが横50cm・縦60cmの場合
横の計算式は
52:24=X:50
24x=50×52
24x=2600
x=2600÷24
108.33..
となり横の目は109目作るとよいことになります

横の段の計算方法

ゲージ 計算方法 段

16:7=X:60
7x=60×16
7x=960
x=960÷7
137.14…
となり縦の段は138段作るとよいことになります

模様編みのデザインの構成を決定する

編み物 ゲージ

編み図では
ゲージで作った部分の目の数は52目なので、
左右対称の模様にして
残りの6目を真ん中で縄編みにします。

このように,、
作ったゲージの模様ごとに
デザインを決定していきます。

模様編みの場合どうしても、
デザインの目数と出来上がりの目数が
ずれてしまうことがあります。
その場合は今回のように
真ん中にあまりの目数でデザインを編むか、
あまりの目数を1/2にして
両端に「かの子」「メリアス」などで
調整するとよいでしょう。

模様編みを楽しみたい方におススメの本

いろいろな模様編みが掲載されている本です。

模様ごとに編み図が掲載されているので、
デザインの組み合わせもしやすいです。

編み図の記号の見方や、
編み方も掲載されているので
初心者の方にもおすすめです。

最近ではパターンごとに編んで、
パッチワークのようにつなぐ方法もあります。
練習用にいろんなパターンを編みたいときにも
とっても参考になる本だと思います。

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